“デジタルネイティブ”という言葉が現れたように、幼少期からデジタルデバイスに触れてきた子どもたちからすると、プログラミングに興味を持つというのは必然と言えば必然で、そこからどう興味を汲んであげるかというのが親としてのテーマになってくるかと思います。
そこでいま続々と登場しているのが、子ども向けのプログラミングスクール。
今回はそのひとつであるTech Kids School【テックキッズスクール】
Tech Kids School
AbemaTVなどのサービスを手掛けるサイバーエージェントが運営する小中学生向けプログラミングスクール。
プログラミングスキルはもちろん、ITを駆使して自分のアイデアを形にすることを重視しているということで、まさに当サイトでも大切にしている「考え方の定着」を身につけられる場所となっています。
学べるプログラミング言語はSwiftやC#など、開発現場の実践で使えるものばかりで、ゲーム開発に関する実力が身につくことに加え、プレゼンテーションも学べることから提案力や表現力も身につきます。
つまり、これら3つの力が身につくと言っていいでしょう。
・テクノロジーを使うことに対する考え方
・プログラミングの実践力
・自分の考えを伝えるプレゼンテーション力
SwiftやC#でどんなものをつくれるの?
Swift
Swiftとは、Appleがつくったプログラミング言語で、iOSやApple Watch向けのアプリをつくることができます。
アプリを開発するためにはMacbookをもっていることが必須条件となりますが、ゲーム開発を楽しみながら知識を積み上げられるのは魅力的ですし、市場においても技術者の需要が高い言語となっています。
C#
C#は、Androidアプリはもちろん、Windowsアプリケーションや、システム開発など、広い範囲の開発分野で使われている言語です。
この言語を抑えておくだけで、幅広い知識を養えるようになるので、ゲームに限らず様々な案件を扱えるようになります。
なお、PCはWindowsPCでもMacbookでもどちらでもOK!
SwiftもC#もやりたい、かつ購入予算がある程度確保できるというようであれば、Macbookでもよいかと思いますが、使い慣れている方でやってみるといいでしょう。
スマホアプリ開発につよくなる
つまり、この2つの言語を扱えるようになるということは、iOSアプリも、Androidアプリもつくれるようになるということになります。
スマホ市場はこの先まだまだ伸びていくでしょうし、そこから派生して新たな市場に乗り替わったとしても、ここで鍛えたプログラミング技術は少し学ぶだけで移行できるようになりますので、ここで経験を重ねたアドバンテージは後に大きな財産となることでしょう。
ただ、どちらか一つに集中する方がプログラミングに対する考え方や高い技術を身につけやすくなりますので、どちらかを選んでチャレンジすることをオススメします。
考え方を身につけるとは?
テクノロジーを使うことに対する考え方というのは、ユーザーサイドを思いやれるかどうかという点かと考えています。
つまり、「どやっ!」とすごい技術を駆使したものをつくるということもいいのですが、ユーザーが使いたいものをつくれるかという柔軟性も大切で、前者のように誰も見たことのないものをつくるというロマンを追いながら日本または世界を目指すことを大切にする一方で、後者のように目の前の人のために出来ることをやるという視点を大切にするということが、テクノロジーを使うということの本質になるのではないかと思っています。
日本または世界といった“遠いところ”と、目の前のユーザーという“近いところ”を交互に見ながら、「いいものとは何か?」を探求できると、結果的にいいものをつくることに繋がるのではないでしょうか。
伝える力を同時に鍛える重要性
Tech Kids Schoolでは、自分の考えていることを伝えるプレゼンテーション力を育てるということを大切にしているとのことで、自分がつくったものの紹介などを通して自分から発信する習慣を身につけることができます。
プレゼンテーションの大切さはいろんなところで叫ばれるようになりましたが、子ども自身が興味を持っていることを基に経験を積めるというのはとても大きなことで、ゲームの魅力や工夫した点など、のめり込んでやってきた子どもほど伝えたいことがたくさん出てきて、それをどうまとめるかの練習になるなど、多くの学びを得られることでしょう。
また、将来的にローンチする程のアプリをつくったときに、潜在的なユーザーを呼び起こすことや投資を募ることにもつながり、一緒に開発をする仲間を募ることにもつながります。
何をするにしても1人では限界がありますので、自分の考えやつくったものを応援してくれる人を増やすためにも、伝える力はとても重要なものとなりますから、この点をレベルアップ出来るのはありがたいことです。
子どもが興味をもったことから視野を広げる
ゲームに興味を持つ子どもは多くいらっしゃると思いますが、プレイする側であることが多いかと思います。
ここでクリエイター側に回ってみると、自分の好きなようにゲームをつくる体験が出来るので、一気に視野が広がると思っています。
「あの場面はこうしてつくられたのかー!」
「こういうプログラミングを通じてゲームってつくられてるんだな」
プレイするだけでは見えない景色を覗くことで、「こういうことが出来るようになりたい」という未来への目標が明確になる子もいるでしょう。
仮に将来ゲームクリエイターにならなかったとしても、何らかの形でITの世界に携わるようになるかもしれませんし、他の分野でクリエイターとしての力を発揮するかもしれません。
興味を持ち始めたことから視野を広げて世界を見渡す。
そんな体験が出来たら財産になるなと大人になった私は思うわけです。
受講料と必要スペックは?
気になる受講料ですが、以下の通りとなっております。
受講料(月額) | 19,000円(税別) |
教材費(月額) | 2,000円(税別) |
PCをレンタルする場合(月額) | 4,000円(税別) |
初回に高額の入会金がかからず、サブスク感覚で進められるというのは大きな魅力!
パソコンは持ち込みも可能ということですが、事前に開発ツールのインストールが必要となりますので、スペックも含めて事前にチェックしておきましょう。
体験授業はこちら
自分のアイデアを自分の力で実現するという挑戦は、子どもにとっても刺激的な体験になるはずです。
現在は渋谷校で体験授業に参加できるということですので、この機会に参加してみるのもいいでしょう!。
子どもの可能性を伸ばして、テクノロジーを武器に、世界へ羽ばたく準備を整えましょう!